You are currently viewing おいしくないものは売れまへん おいしいものを売りましょう

おいしくないものは売れまへん おいしいものを売りましょう

ウェブは掛け算式に成果が出るけど、美味しくないものを一生懸命宣伝するわけにはいかんよねっていう話

美味しい店はウェブサイトを持っていなくてもすでに固定客がいて長年営業していたりします。しかし、美味しくても知名度が不足していると感じたときがウェブによる宣伝を考えるタイミングかもしれません。

ウェブサイトを作れば一気にアクセスされて知名度が上がる!と思っている人は、まだウェブサイトを運用したことがない方か、インターネットを普段使わない人でしょう。今時、ウェブサイトを運営した経験があれば、それのある無し自体が売上や成約に大きく貢献したり、知名度が上がったりするような夢の様な話はございません。だからこそ、変化していく時代に合わせて手をかけていかなきゃならないのです。今日はそんなお話。

ウェブの拡散力、伝達力は地理的制約、時間的制約を突破する

ウェブサイトを活用していると、何かで話題になった時には一気に知名度が上がりますし、そうでなくとも営業マンを派遣しなくても世界中からいつでも情報を探している人とつながるチャンスがあります。使いようによっては零細企業や個人事業にも非常に頼もしい存在になりえます。飛び込み営業の成約率が高ければそれでもいいですが、日本中をカバーすることは難しいでしょう。

怖いのが、ウェブサイトの仕事ぶりが無意識化されている現状

ウェブサイトにちゃんとした情報を載せて公開しておけば、ニーズに応じて反応が返ってきます。誰かしら見に来ます。15年くらい前はそれで集客ができたかもしれません。しかし、今は大抵の企業がウェブサイトを持っています。ありますよ、というだけでは全く話になりません。実際、それでお困りの方々は潜在的に非常に多いと私は考えています。問題は、それに当事者が気づいているかどうか。下手したら、惰性で担当者不在のまま無意識化されているケースがあっちゃこっちゃにありそうなことなのです。そこを解決するお手伝いをするのが我々ウェブコンサルタントであります。

ウェブサイトを公開したから即成功、という甘い話はない

かなり前ですが、ある相談では、数年おいてあるウェブサイトのアクセス解析をみたところ月間のページビューが20件位、という例がありました。見た人から何かコンタクトがあったかというと、やっぱりない。統計的には、一般名詞のキーワードで入ってきた人からの見積り依頼やお問合わせなどは訪問してきたユーザー全体の1%くらいと言われています。ということは、毎月100人のユーザーを呼び込んで1件とれるかどうか、という世界です。見込み客の発掘の段階でそれです。単価の高いビジネスの場合、申込のハードルが高いのでかなりシビアな状況になるでしょう。安定して1%をとるには毎月数百人の新規ユーザーを獲得する必要があるということになります。これを概ね達成しているクライアントは、マーケティングがしっかりしているか、独自の強みを持っていてニーズと噛み合っているか、まめにコンテンツを更新しているかのいずれかの要件を満たしています。

つまり、自社の強みと、いいものをもっていることが最重要。

ニーズと噛み合っていたり、ニーズを掘り起こすことができれば、しっかり検索エンジン対策やSNSマーケティングを施すことで必ず閲覧ユーザー数は増えていきます。その後の成約に至るかどうかは、自社がユーザーに対して決定的なメリットをもたらすだろうという期待、安心です。

たとえば、美味しいものを宣伝して沢山の人に試食してもらうとします。ターゲットの設定が間違っていなければ、おいしい、ほしい、と笑顔とともにリアクションが返ってくるでしょう。たとえ美味しくてもターゲットがずれていたら、美味しいと思ってもらえなかったり、売れなかったりするでしょう。それだけでも悲劇ですが、いかにもまずいものを大々的に各地で試食させても、まずいという情報だけが広がりどうにもならなくなるという地獄が待っているかもしれません。

自社の商品にしっかりした実績を積み上げ自信をもってどこにでも出せるものを生み出そう

うちの商売は他と変わらないから、と言っている人の仕事は請けません。ウェブサイトを作ったり、コンテンツマネジメントをしても売上は伸びないし、無駄遣いしたと思われるだけだからです。なんとか工夫して自社の強みをひねり出しましょう。

まだ実績がないから心配なあなた、大丈夫です。

一緒にコンセプトを生み出し、ターゲティングをし、強みを引き出すためにとことん話し合えるパートナーをみつけましょう。ウェブサイトのリニューアルや作成では、かならず自社のビジネスを一度棚卸しし、どのように情報伝達するか、どのようなニーズを掘り起こすか、誰に、どうやって、何をしてもらうのか、をとことん話し合うものです。それが出来ないウェブ制作会社に不満を感じる人が少なくないのも残念ながら事実ではありますが、ウェブとコンサルティングは非常に密接に関わる領域なのです。未来の為に一度見直してみましょう。

自社の強み * ウェブによる拡散 = 売上向上

自社の強みや価値がゼロだったら、ウェブがどれだけ頑張ってもゼロです。その逆もまたしかりです。自社の強みやユーザーから感じられる価値を高めていきましょう。

例えば不祥事を起こした会社は周りからの信頼がマイナスなので、有名であればあるほどマイナスになる、ということでもあります。
これすごく大事なことなのでクライアント様には死ぬほど繰り返して伝えています。

コメントを残す

CAPTCHA