You are currently viewing グーグル広告でROAS(広告費用対効果)1000%超を達成したひだ池が次に目指すもの

グーグル広告でROAS(広告費用対効果)1000%超を達成したひだ池が次に目指すもの

4~5月のグーグル広告キャンペーンを実施し、おかげさまでGWは私が集客支援に取り組む「ひだ池」に新規のお客様が多数来場、大いに盛り上がっていました。集客支援のアクションとして行ったのは、今書いたようにグーグル広告の「ディスプレイ広告」と、地元CATVのひまわりネットワーク様による取材、そしてこれは結果的に別枠ではありますが、中日スポーツへの記事掲載あたりです。

台湾人ヘラ師お見事 大型求めわざわざ日本に 愛知県豊田市ひだ池

https://www.chunichi.co.jp/article/683444

ひだ池自体は毎週釣果情報を提供しているけど、私個人がフルネームで掲載されたのは初めてでして、ちょっとテンション上がってました。とはいえ、ファミリー層がこれを見て影響を受けるとはちょっと考えにくいので、界隈の賑やかしにちょっとだけ貢献したかな、位の感じで捉えるのが妥当だと思います。

やはり、決定的だったのはひまわりネットワーク様の取材とグーグル広告。

口コミは大きく確実性の高いレバレッジだが、母数を稼がなければ有効性はかなり制限される

「口コミ、紹介をもらえるように頑張っているとそのうち安定してくるよ」的な意見やセミナーもかなり定番というか、もはや定説であるとみなされております。実際その通りなんですが、これはあくまでも掛け算の右側なんです。口コミをする人がゼロ人だったらどうやってもゼロなんです。掛け算の左側を増やす事を考えなければなりません。

それでも、「口コミは強いぞ神話」だけが独り歩きしていて、ずっと時間を掛け続けている事業者が多いように感じます。広告屋を信頼していなかったり、そもそも掛け算の左側にあたる露出度アップの有効性に気づいていないとか、やる気がないとか、そういうところもあるかもしれません。

気持ちはわかります。

しかし、いつも動画やSNSで言っているように、「知らない場所にはいけないし、知らないものは選べません」。

そして、たまたま通りかかった人からの口コミという、発生するかどうかも含めてそのお客様次第、つまりこちらが「促すことはできるけどコントロールは出来ない」要素に依存すると時間がかかります。隠れ家的なポジションを狙っていて、一日数組の来店で十分やっていけるのならそれも有効ですが、BtoB事業や、ある程度のボリュームでの来客数を獲得すべきシチュエーションでは、やはり知名度ブースト必須だといえます。

ひだ池では、従来のお客様と違う属性にアプローチするため、知名度ブーストを行っています。

ベテラン層の来店に依存していた体質を維持しつつ、ファミリー層への訴求を開始した

ヘラブナの釣り場とは、たいていベテラン層がその収入の98%くらいを占めています。しかし、来場者の高齢化はかなりすすんでおり、ほとんどの釣り場が年々来場者数を減らしていってます。さらに、釣り場に放流する魚の価格高騰や調達不足が起きています。

そのなかで、新たな顧客層を開拓するため、色々分析した結果、ファミリー層に訴求するというプランにいたり、これは3年である程度成功できると確信しました。しかし、豊田市内に多数いる核家族世帯はひだ池のことなんか知らない、という状況。まずは、周辺の小学生の数を調べ、おおざっぱに世帯数を整理し、距離も含めて重点的に知名度を上げるべき地域を設定しました。

そしてグーグルディスプレイ広告を投下します。

つまりこれが「知ってもらう」ための活動で、掛け算の左側を増やす活動です。

これは私が好きでやっている事業なので、広告予算もごくごくわずか。つまり、自分でできる人なら相当お値打ちになるのです!

チラシを作って駅前で配布して、100人に受け取ってもらうまでにいくら掛かるか?何時間掛かるか?

チラシのたぐいも作ってますが、これはあくまでも有効性の高い場所に提供したり、掲示を依頼する程度で、ポスティングや配布はとても時間やマンパワーが足りません。

私がチラシを撒いても、100人に興味を示してもらうためには時間もかなり使うでしょう。タレントなど相当魅力的な人が手渡しで配布するのならまた別ですが…。

さて、100人が受け取ってくれても来てくれるとは限りません。チラシの多くは率直に言って資源と時間と根性のロスになります。それでも有効性があるといえる要素があれば、やってみてもいいでしょう。

ちなみに今回使用した予算はチラシを作って配布するより一人呼ぶまでにかかった経費は相当安く上がっています(私のスキルには課金しない実費での算出ですが)。

適切な戦略のもとターゲット属性を正しく見積もりできれば、費用対効果は抜群に良くなる

この見出しは超重要なので10回読んで下さい。

結論から言うと、ここ一ヶ月のキャンペーンでの新規客開拓における広告費用対効果は1000%を超えました。つまりかけた予算の10倍以上の売上を出しました。

こう書くと、いかにも怪しい業者みたいに見えてしまいますけど、事実です。現場でスタッフも見ています。たしかにこれはホームランです。ポンポン連発するほどではないです。

しかし、これはラッキーだったかというとそうではなくて、これまでのデータの積み重ねから、ある程度良い反応が得られる予測が立っていた上での話で、シビア目に見積もっていた予測ではありつつもその目標値を倍以上超えてくれた、という感じです。

楽しそう!という認知を、一人でも多くのまだ見ぬ誰かへ

共感、期待を抱いていただけるだけのコンテンツが有ると自信があるから、こういうキャンペーンをやりましょう、と鼻息荒く提案できるわけです。つまりひだ池のもつ魅力が素晴らしいということです。グーグルの口コミ(Av.なんと4.3!!)をご覧ください。

そしてたくさんの方が共感してくださった、ということだと思います。

ファンになり、リピートし、コミュニティの一員になり、口コミしていく

ここから先は従来の口コミ戦略です。一度来ていただいて、満足していただき、また来ていただく。次は友達と。SNSでの紹介。ここからまた広がっていくわけです。お客様の手によって。つまり、ステップは掛け算の右側に移行します。

もちろんこれまでもこのような動きはありましたが、これを大きく加速させるには、やはり認知度向上を惜しまないことと、確かな品質を提供することがセットになっているのが大前提というわけです。逆に言えば、いいものを持っている事業で、ターゲットを推定できていれば、自信を持って認知度向上のための施策をうちましょう、そのためには多少の予算を費やしてでもウェブ広告の配信が有効ですよ、という話です。

ひだ池が目指す次のステージ

お陰様で駐車場が一杯になるほど、ファミリー層の来場も増えました。釣りに出かける、という習慣が身につくお客様がその中から2割でもいれば、悲観されていた未来は大きく変わる計算になります。

次は、サービス向上だったり、イベント開催だったり、話題作りの要素も含めたキャンペーンをやっていきます。

つまりキャパシティいっぱいの集客で安定してきたら、認知度向上に割くエネルギーは減らしていきます。通っていただける場作り、快適な居場所づくりのフェイズに移行していきます。

コメントを残す

CAPTCHA