自社サイトとネット広告の運営を極力内製化しよう

結構、ウェブサイトの運営と解析を習ったので、実際にやっているんです、という会社もあります。実際にやっている、というのは、つまり業者任せにせずにその企業でないと分からないことやノウハウなどを踏まえて運営しているということなので、とてもよいことです。業者に丸投げというのは、その業者がクライアントの仕事を深く理解して適切な方針を提案できるレベルでないと、的外れな解析に終始してしまったり、悪い業者にはデータを人質に取られるようなことになるのであまりお勧めできません。学ぶことは大変ですが、反応を得てまた手を入れていく、という作業はゲームのように楽しめる要素でもありますから、ぜひトライしていきましょう。

まず目指す到達点としては、「自社内で経営企画レベルの人か社長がアナリティクスやアドワーズなどの基本操作を理解しており」「そのうえである程度データを見る習慣を持っていて」「自分なりに仮説を立てられる」ことだと思いますが、理想としては、「適切な改善策を講じ実行できる」ところまでいきたいところです。しかしそれを中小企業でやることは時間的にも厳しかったりしますし、違う角度の分析や意見も必要になってくるので、そういう場合には相談できるウェブコンサルタントとつながっておくとよいでしょう。

企業サイトのアクセス解析はヤバめの機密情報がいっぱい

さて、ちょっとしたワンポイントアドバイスでも、グーグルアナリティクスやグーグルアドワーズのようなツールの統計情報を拝見するということは、その人の自宅のタンスや冷蔵庫、クレジットカードの履歴を覗き見るようなレベルで結構な機密情報を見るようなものです。もちろん私は他言しませんし、御多分に漏れずアカウントは厳重に管理しているわけですが、経営に必要な情報や実際のお客様の動き、費用対効果などが結構普通に見えてしまうので、拝見する際は緊張します。

いつもこのブログに書いているように、アナリティクスによる解析やアドワーズの出稿でフィードバックされてきたデータは、経営を考えるうえでとても役立つ情報がいっぱい含まれていると私は思います。大学時代にお世話になった情報系の教授は意味をなさない記録の集合体を「データ」、ある条件の下で価値のあるデータを「情報」と定義づけていましたが、まさに、ただの数字やグラフが情報に化けるのです。ただ、意識を向けてちゃんと深掘りしていかないと、ただのグラフをぼんやり見ているだけで表層しか見えません。できるだけ複数の要素や角度から見てみましょう。

得られたデータを丁寧に分析する時間を作りましょう

あんまり詳しく書くとあれなんですが、例えばアドワーズ。検索連動広告などを出稿するわけですけども、これはある意味で市場調査にも応用できるわけです。どんなキーワード、どんな属性の人、どんな端末から、その他いろんな要素と、成約率、広告クリックの単価、いろんなデータが情報となって手元に集まってきます。きちんとそれらを分析していけば、見込み客の傾向や検索されているキーワードの変遷などもわかってきます。アドワーズやってます、アナリティクスやってます、という会社は最近どんどん増えていると思いますが、実際にどうやって分析したらよいか、まではカバーできていない方も多いのではないでしょうか。

たとえば、PCからと、モバイルからのアクセスそれぞれの広告のクリック率の違い、メールフォームへの導線と離脱率を行動フローから見る際にも広告と検索とそれぞれの流入経路ごとに見るとか、複数の要素を絡めて分析することが大事です。さらに、ユーザーの属性まで分析できればかなり面白いデータになると思います。ちなみに地域や性別、年代、興味を持っている分野まで推測できます。

そこまで掘り下げれば見えてくることも増えますが、日々グラフが上下してるのを見てなんとなくうまくいっている気がする、では、その先を伸ばすことが難しいのです。

たぶん、たいていの企業は、もっともっと分析して試していくことで新しい需要を見つけたり、企画のアイデアが見つかったり、季節需要を掘り起こしたり、そういうチャンスが広がると思います。そのために、データはいろんな角度から見てみてください。アナリティクスがここまで一般化する前は、もっと見づらい、精度の低いアクセス解析情報を見て一喜一憂していた時代でした。しかし今では、ウェブの専門家でなくても、設定さえちゃんとできていればトライしやすくなりました。

若手の台頭とウェブの運用+ベテランの経営手法でイノベーションを起こせ!

これからの時代、デジタルネイティブな社長や専門スタッフがどんどん世に出てきます。できるだけ早期に、社内にある程度これらの情報の取り扱いとそのフィードバックを経営戦略に落とし込む提案ができる人を確保していきたいものです。

「●●ちゃーん、ブログ書いておいてー」

「インスタを若い女子社員に任せてみようかー」

では、もうあまり意味がないかもしれません。逆に言えば、歴史の長い業種、BtoBの業種ではいまだにそういう会社が多いので、今ぐっとウェブ解析の手法を取り入れていき、他社に先んじてコストを押さえつつ効果的にプロモーションができる可能性が残されています。

もしお悩みの方は、ぜひ一度ご相談下さい。

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