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知らない人と出会うにはFacebookは向いてない、日本の場合

Facebook、一応やっています。2010年12月に登録しました。当時なんてまだmixiがなんとなく残ってて(なくなったとは言っていないので念のため)、Twitterが新しいぜ!な感じだったと記憶しておりますが、当時本当に日本人がいませんでした。

8年前、実名SNSが定着するなんて思ってました?

インターネットは匿名でやるのが当然、実名公表なんてとんでもない!という時代でした。その中で実名制SNSというのはそれだけで「こんなの日本じゃ流行らないだろwwww」と言われていたものですが、当時暇すぎたのでなんとなく登録してたんです。もしこういうノリで数年前にビットコインをちょっと買っていたら…?とにかく、全然知らない人から「あなた誰それの知り合いですか?」みたいなメッセージが飛んできたりするような感じでした。タイムラインなんて真っ白。友達もゼロ。知り合いにやっている人も皆無。そんな感じが2年位続いた頃、一気にユーザー数が増えました。それからは皆さんご存知のとおりです。

ていうか、Facebook登録したあの頃からもう8年も経ってるのね、こっわ!それと、人生って短い!

 

ところで、日本人のFacebookの使い方、めっちゃ奇異なんです

私は専門学校で留学生に教える仕事が多くて、おかげさまで来年度はフル稼働、下手したら20コマくらい回す鉄人チャレンジになるわけですが、その国籍の内訳はベトナム、ネパールが多いのが現状です。それで、彼らのFacebookを見させてもらうと、面白いことに気づきました。

特にベトナム人。多くの学生が、友達4000人とか平気で登録している。私なんて200人ちょっといましたけど、思うところあってガッツリ削っちゃいましたからね。そういう私もちょっと変わった人間ですが、それでも大体日本人のFacebookの友達数ってだいたい100~300くらいに落ち着いている人が多いと思うんですね。ところが、彼らは平気で桁が違う。コメントのやり取りなどは比較的身内でやっているようではありますが、知らない人だけどどんどん登録していく傾向があってこの数字になるとのことでした。

そういうのを見ていると、日本のFacobook界隈って前から思ってたとおり、「リアル知人との接点で完結する村社会」だなーと思った次第です。インスタグラムやTwitterに比べて、圧倒的にリアル知人とSNS上の友達の層がかぶってる。Facebookで会ったことがない人を登録している人数ってかなり少ないと思います。会ったことがない人は申請お断り、とBioに書いている人もいますね。

交流会、セミナーみたいなものに出かけるのが好きな人とか、有名人はそりゃ多く友達を抱えていますが、それは「リアルサイドでの行動が社交的であった結果」なんです。TwitterとかInstagramのほうが、よっぽど見ず知らずの人とつながるハードルが低い。日本人の使うFacebookというのは非常に内向きで、使い方によってはニュース記事への投稿やコミュニティ機能などの横方向の交流もできますが、タイムラインを流し見するだけ、と言う人も少なくないでしょう。

赤の他人にコメントつけたことありますか?

ということは、Facebookで情報発信するエネルギーはなかなか拡散しないのでは

村社会化して、私のFacebookなんてのは、私が結構シャッターをとじ気味なのもありますが、見てくれる人はせいぜい数十人。いいねをくれるのはいいときで15人位。大抵は3人位。そりゃそうだ、下手にいいねを押したらなんか不安だから押しづらいけど面白いから全部読んでるよ、と色んな所で評判を聞いているので、、、w

しかし、よく、「突き抜けた人間こそがたくさんのファンを獲得するチャンスを得る」なんて言われます。私の場合、自分ではそこそこぶっ飛んでるつもりですが、、、どうやらFacebookでは見ている自分も実名なので、意思表示をすることに結構ハードルが高いものなんです。そして、拡散力が弱い。

インスタみたいに、タグを付ければ知らない誰かが見てくれたりする、ということはあんまりおこりません。友達の誰かと、さらにその友達が運がよかったらちらっと見かける、タイムラインだから二度目は見てもらえずに埋もれていく、ということ。

Facebookページも同様です。LINEのように、ある意味コアなファンに対する情報提供くらいの使い方にした方がいいかもしれません。

Facebookに一生懸命長文を書くとか凝ったことをシェアするならインスタとかTwitterでブログを拡散してはどうだろう

表題のとおりです。見ず知らずの人がチェックしやすくて、あわよくば気に入ってくれて、読者になってくれたり、ファンになってもらったり、何かを買ってもらう。。。それがウェブマーケティングの目的ですから、それぞれの媒体の拡散性、ユーザーの熱量などをよく見極めて使い分けるのが吉です。交流会に出るとかそういうリアル活動と違う方法で知らない人に自分を知ってもらうには、Facebookでは火力不足。「からむハードルの低い」SNSを使いましょう。

どこを中継点にするかはともかく、タイムラインはあっという間に沈んでいき、記憶から消えていきます。できるだけ、ブログで重要なことを残し、それをSNSでシェアしたりして呼び込むことを面倒がらずにやりましょう。特にインスタとかタグを上手く使っていかないと沈むのめっちゃ早いからね。

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