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やったぜ。東美濃ナンバー導入に待った!

かねてから東美濃ナンバー導入に反対しておりました東濃および可児市、御嵩町の市民の皆様に大変喜ばしいニュースが舞い込んできました。

東美濃ナンバーに「待った」 YOMIURI ONLINE

http://www.yomiuri.co.jp/local/gifu/news/20180319-OYTNT50293.html

 自動車のご当地ナンバー「東美濃」の導入を決めた東濃地域の自治体などでつくる「東美濃ナンバー実現協議会」は、先月中に行うとしていた県への導入申請を見送り、国に対し、申込期限を6か月延長するよう求める方針を固めた。県から国への導入申込書の提出期限は今月30日までだが、提出の窓口となる県から、住民の合意形成が不十分だとして待ったをかけられたという。

確かに年金事務所のやらかしとか財務省の文書抹消問題など国のやることにはいろいろ言いたくもなりますが、これに関しては非常に良識的な判断を国がしたということで、歓迎すべきことだと思います。

ところで、このサイトへのアクセス、東美濃ナンバーダサいし推進のプロセスも雑すぎるから反対しようという記事を書いたらそれが一番アクセス稼いでるんですけど、それでも一日に数人がぽつぽつ。。。どんだけ冷めたテーマなんだこれwそもそもこのブログは基本的には悪徳ウェブ業者にだまされたり無駄なコストをかけずにウェブを企業に運用してほしいというコンサル業の考えをまとめるブログなんです。多治見にも一応こういうしがらみを超越していろいろ考える仕事をしている人間がいますので、よかったらそういうブログ記事も読んでくださいね。。。

それにしても住民意思を置き去りにした雑な進行にげんなりしている

とくに、「住民の合意形成が不十分」、のところ。ここ10回くらい音読しました。そうそう!合意形成なんてできてません。無作為抽出したという住民アンケートとの結果でも反対票が上回りました。私の教え子なんかは「この地域のカーディーラーをつぶす気か」などといっていましたがなかなかいいセンスだと思います。自動車販売店の皆さんもちょっと検討したほうがいいです、生活かかってますYO!

導入の賛否を問う住民アンケートを実施した結果、反対する住民の割合は44・5%で、賛成派の31・7%を上回ったが、「反対は過半数に達しなかった」として、理解を得たと結論づけていた。

「反対は過半数に達しなかった」として、理解を得たと結論づけていた。by東美濃ナンバー推進委員会

はあああああ!?!?!?!?!?

どんだけずさんな評価なんですかそれ。賛成派ってあれでしょ、組織票とか動員しても3割ほどでしょ。

  • 全体の3割が賛成しました。
  • 45パーセント程の人は反対しました。

一般的にみて、これで理解が得られたと判断するのっておかしいでしょ、どう考えてもおかしい。半分に迫る人数が積極的に反対票を投じているという話にならないのはなぜ??ぜひ推進委員会はそのウェブサイトにおいて「賛成30%反対45%で住民の理解は十分得られたと国に提出できるだけのデータが得られた」という、その論拠を公開してほしいと思います。「より理解を得る」必要があるのなら、やらなければいけないことだと思います。それやらないと、自治体、住民代表、商工会議所一体となって活動しているにもかかわらずアンケート集計結果について説明できない集団ですよ、ということになりますからね。

そもそも賛成3割で理解を得たなんてどういう話なんですかそれ。前のブログでも書いたように、多治見土岐瑞浪笠原の合併をもくろむも住民投票をやってみたら圧倒的反対多数で否決、のころから何にも進歩していませんよ。知名度を上げることが目的の一つだったようですが、こんなことで知名度上げてどうするんですか。行政や経済界がこれでは地域住民として恥ずかしいです。

さらに輪をかけて超絶にダサいのは国土交通省が決めた申込期限の延長を要求したこと

協議会は今後、国に申込期限延長を申し入れるとともに、導入に向け、「住民に理解を求めるため周知活動を続けていきたい」としている。

「おらが村の住民に理解を得られたと思っていたけど国が「そんなデータじゃ説得力がないからだめ」って言ってるけどもうちょい期限伸ばして活動すれば理解得られると思うんだ」という発想、これはいただけません。完全に自分たちの都合で国の仕事の足を引っ張っているじゃないですか。納税者としても理解に苦しむ行動です。ルール自体を変えてしまおうというのはさすがに図々しいのではないでしょうか。結果は受け入れるべきです。

ウェブ屋らしく、検索ワードを調べてみた結果

協議会の皆さんもここを見に来てムカついているかもしれませんが、ウェブ屋として一つお伝えしたいことがあります。ぜひ、その端末で東美濃ナンバーとGoogleで検索してみてください。

いちおう、プロなのでちゃんとグーグルアカウントからログアウトして多治見市からのアクセスで検索した結果であることをお伝えしておきます。これが現実でございます。基本的にネガティブなフレーズが検索候補に挙がってきます。

分断された行政や経済界と住民の感覚が浮き彫りになるだけの結果

多治見駅などでも街頭アンケートを行ったようですが、その様子はツイッターなどでも確認できます。

ほんとほんと!って伝えたい。

 

ご当地ナンバー導入で経済効果で儲かるぜなんて甘っちょろい幻想は捨てろ!そういうところがダサいぞ!

もう一度言います。

知名度はこんなものでは上がりません。ご当地ナンバーで認知度が上がるといっても東美濃という場所はありません。ご当地ナンバーを見かけたからってそこに出かけて観光したり仕事を発注することなんて不自然極まりない話じゃないですかね。推進委員会の言うところのご当地ナンバーの効果なんて中学生とかでもガバガバじゃないかと見抜くような話です。片道二時間の距離にあるマイナー県の端っこがご当地ナンバー作ったと聞いて、なんかお金使おうって思います??ちーがーうーだーろ!!ちがうだろ!!コンテンツとかグルメとかインスタ映えだろ!!うながっぱが割と有名になれたんだから、やり方はほかにもっとあるはず。なんで住民の違和感を塗りつぶして余計なことするの。

リニア駅を無理やり東濃地区に作って日本の東から西へビュンビュンたくさんの人を運ばなきゃいけない大動脈にコブを作ろうとしている人たちの考えることなんでもともとあれなんだろーなとは思うんですけどもね。岐阜羽島駅とかの例みても目が覚めないんだもん。。。

こうしてニュースになったことである意味話題になれば、世間とのずれをようやく認識してもらえるかな、いや無理かな、なんて考えています。もともと地元への愛着が育ちにくい、排他的といわれがちな地域性なんです。それは三市一町合併問題のときにきっちり見えたじゃないですか。だからこそ住民の声をちゃんと把握して物事を考えるべきです。

周知を進めていくということらしいけど、周知すればするほど反対の勢いが増すと思うよ。

それで、推進委員会の運営のためにどれだけのお金を使ったのか、ちゃんと追及できる市会議員がいたら教えてください。

 

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