ウェブ制作会社、SEO業者に騙されがちな経験を分類してみた その2

前回に続き、ウェブコンサルタントやウェブ制作会社への不信感が強く、なかなか改善に踏み切れなくなってしまった原因その2です。

パターン2 SEO業者に任せてみた結果

企業を経営されていると、しつこくウェブ系の業者から電話がかかってきた経験があると思います。「うちに任せればこれだけ上位に表示されますよ!」というあれです。2010年ごろまではこのような企業はしばしば「ブラックハットSEO」と言われ邪道、すなわちグーグルのアルゴリズムの穴をついたような手法によって上位表示を狙い、その成果によって高額な成果報酬が発生する仕組みをもってしつこい営業をしてくるケースが多かったのです。

具体的には、キーワードを乱用したカスブログを量産しそこからリンクさせたり、いわゆるリンク集みたいなところにおいて金で被リンクを買うというやり方が岐阜県下でも多数見られました。検索エンジン対策ソフトというものを売りつけてきた、なんて話もありました。基本的な知識があればわかることですが、グーグルの検索エンジンのアルゴリズムはブラックボックスでして、しかもしばしばその基準は変更されていたり、公式にアナウンス付きでアップデートされたりします。確実に成果を保証できるというものでは決してないのです。

キーワードの選定とビジネスモデルがちゃんとマッチしていないとか

さらに、検索上位を狙うにしても、どのキーワードで上位を目指すかという部分についてきちんと考察されていないケースも多いでしょう。通常の検索対策で鉄板なのは、地域名とか最寄り駅とサービスの名称や種類、例えば、「多治見 美容室」のような組み合わせです。もちろん多治見市内には美容室はたくさんあり、結構激戦区といわれています。その中でトップ表示を目指すのは難しいですが、もっとマイナーなキーワードでは狙えたりします。

しかし、ユーザーがどのようなキーワードで検索するかを推測したり、アクセス解析によって推定していくなどの地道な作業が必要です。検索するのは人間ですから、非常に有機的なマーケディングも必須です。それで、検索の傾向から他社があまり注力していないフレーズの中から有効なものを見つけ出すような作業を行います。それには経験や仮説を立てる能力、それを支える強い好奇心や分析力が求められるわけですが、果たしてその効果はいかほどだったのでしょうか。

ドマイナーでろくに検索もされないフレーズでトップをとるのは簡単です。ライバルがいないからです。そして、ライバルがいない上に、需要がない領域です。これで成果報酬をとられていてはたまったものじゃありませんね。

 

では、改善を検討するときにどうすればいいか

もし、数年前の基準で検索エンジン対策をされている場合、あるいはしていたままになっている場合、下手するとマイナス効果になっているケースだって十分に考えられます。一番危険なのは、ブラックハットSEOという、目先の効果だけを狙ってセットされた状態が続いていることで、検索結果にペナルティが課せられていて来訪者が増えないことも考えられます。見直しを検討される際、専門家にこのあたりの状況について質問してみるといいでしょう。

「以前の業者が選定したと思われるキーワードと実態のマッチング具合と、現状の想定キーワードの検索ボリュームが知りたいのですが、私にもわかるように教えてください」

専門家からすると、このレベルの作業ならアナリティクスがなくてもわかります。ググったり、実際のサイトを拝見すればわかります。あとはGoogleキーワードプランナーで現状の動向を分析するだけなので、この質問への回答を得るまでにあなたのサイトに業者の手が入ることはありません。これで納得の行く説明を引き出せなかったら、やめたほうがいいです。

現状分析と改善プランについて納得いく説明がされるかどうかも、業者を見極めるときに重要な点です。話している内容がロジカルかどうかもそうです。正当な方法では、コンテンツを充実させ、適切なフレーズを用い、それらの効果を測定し、より反応の良いラインを探っていくことになります。仮説の段階で、論理的で、明快であることが最低要件です。

 

適切に運用していても、業者からの電話営業はかかってくる

一番手っ取り早いのは、ウェブに詳しい人間を自社で雇うことです。あるいは相談できるウェブコンサルタントの顧問をつける。まあ、そこがすでに信用できないですよ、というレベルの話になってしまうところなのでつらいところですが、そういうのに詳しい友達が一人でもいれば助かることは少なくないと思います。

そもそも、私は見ず知らずの会社に営業電話を掛けたことがありません。まっとうなウェブ屋さんはたいていそうだと思います。これは私の性格ですが、異業種交流会なども本当に必要性を感じた時しか出かけません。仮にそういう場に出ても、必要以上の売り込みはしません。集客は現状、紹介のみです。このブログにもお問い合わせ窓口を設けていますが、飛び込み営業という種類の営業は今後もしないでしょう。(あれはよかったらどうですか、で顧客が大きなリスクを負わずにワンクッションで完結するものに限ってはいいと思います。飲食とか。)

電話営業をしないと顧客が得られないのってちょっとどうだろう??

そもそもウェブ運用に関するお仕事は大量の営業電話や飛び込み営業によってどれだけ引き受けられてどれだけ業績を上げた、というタイプのビジネスモデルではないと思います。その人員のためにコストがより積み重なって、それを負担するのはクライアントです。第一、クライアントとの信頼関係を作り、きちんとやろうとしたら時間も手間もかかりますので、薄利多売方式などありえないのです。

基本的に、実際に成果を出している知人の企業などに紹介してもらうのが間違いないでしょう。もしそういう接点がなくて、一見で検討されるときは必ずご自身で調べ、比較し、事前の問い合わせで誠実でロジカルな反応が返ってくるかを必ず確認しましょう。

おまけ:SNSの反響を金で買わせようとする業者に注意!

あと、最近はSNSのフォロワーやいいね!を金で買わないか持ち掛けてくる業者がいます。これは完全に邪道です。リテラシーの高いネットユーザーはそういうのを一瞬で見抜きます。一瞬でブランドイメージは地に落ちますよ。信頼がビジネスの必須要件です。見かけの数字に目がくらんではいけません。絶対に相手をしないことです。

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