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【連載企画】渡船・釣船業のウェブマーケティングを考える

釣り関連事業サポートを開始してから、釣り竿の販売支援、管理釣り場の集客支援を受託し2年半が経過。本記事のターゲットになる渡船業向けでいうと、へらぶな管理釣り場の集客モデルが参考になるかと思うので書ける範囲で述べると、施策実行から1年が経過し新規顧客属性として家族連れ、大学生の来場者数が増え、多い日で一日の売り上げの20%近くを占めることも出てきた実績があります。

それまで来場者のほとんどがいわゆる釣りマニアのおじさんであったところに、「明らかに雰囲気と客層が変わった」という声をいただいています。釣り業界自体が高年齢化、縮小傾向にある中での新たな取り組みとして潜在ニーズの掘り起こしと、そこに向けたアプローチを一年続けてきた結果、一定の成果をだれもが実感できるようになりました。

若いカップルや女性同士のペアでの来場もちらほら見かけます。以前はかなりレアだった風景です。つまり、へらぶな釣りはおじさんしか興味を持たないという「常識」にとらわれる必要はない、ということです。しかも、同業他社も含め若者にも楽しんでもらえる場づくりという動きが波及していき、お互いに好影響を与えあっている図式が成立しています。あれだけ斜陽だといわれていたジャンルが息を吹き返しつつあります。何とか間に合うか!?

さて、私が次に考えているのは「渡船業」の集客支援です。かかり釣りに仕事で関わった縁で各地の渡船屋さんのウェブサイトを調べていたのですが、釣り堀と同じくいろいろ温度差があります。モバイル対応したうえでおそらくしっかりマーケティング戦略を立てているところもあれば、20年前くらいのまま時が止まっているところも。

おそらく、20年前はITバブルでウェブ屋さんが営業に熱心だった時代で、その流れでサイト制作したまま、そのシステムを利用し続けているところも少なくないでしょう。しかしiモードの時代から5Gの時代にいたり、Googleが検索結果にモバイルからの視認性や利便性を重視するようになって久しい今日この頃、20年前のサイト設計ままでは集客が難しくなっているといえます。

そうはいっても、どうやったら改善するのか、どのくらいの費用が掛かるのか、どんな業者を信頼したらよいのか、わからないことだらけなのだと思います。

このシリーズでは、渡船店が今後の集客拡大に向けて理解しておくべきことと打つべき施策についての考察を述べていきます。順次、記事を追加していきます。

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