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多治見で40度超え、本当に暑いんだってば

ついに2018年7月19日、多治見市で気温40.7度をマークしました。

私は週の殆どの午前中、名古屋で講師の仕事をしている関係で、早い日はちょうど午後3時位と一番気温が高いタイミングで多治見に戻ってきます。それから一息入れて、ウェブとかその他いろいろの仕事に取り掛かったりゲームしたり釣りの計画を立てたり(後半おかしいぞ)、、、、というパターンなんですが、流石にこれだけ暑くて拘束時間を外れているともう寝るしかない。正直エアコンぶん回して、夕食の時間まで寝て、それからその日やろうと思っていた仕事に取り掛かってよる9時から12時過ぎくらいまで作業をするのが一番集中できます。明るい時間は本当にもう無理。エアコンつけてても、午前中の仕事で背負ったしんどさが落ち着かないと集中できません。

気温40度で体重の10%以上の両脇に荷物を抱えて下校する小学生の集団を見た

昨日は豊田市で小学1年生の自動が熱中症で命を落とすという痛ましい事件がありました。あれは事故ではなく、事件だと思っています。今日も、ちょうど小学校の下校時間に夏休み前特有の大荷物を両脇に抱えて下校する子どもたちを見かけましたが、あの暑さであの荷物を小さい体で抱えて歩くというのは苦行以外の何物でもありません。私が朝顔の鉢植えを抱えて下校していたのは当時33度とかそのくらいだったと思いますが、もう時代が違います。

学校関係者は今からすぐにできること、来年までにできることの2つは今すぐ検討し、実行すべし

学校ではどのような対策ができるか、今すぐ協議しなければならないです。明日で夏休みに入るとはいえ、時間がありません。来年度以降も同じように猛暑がやってくる可能性はゼロではないわけです。そして今年だって、9月に入っても残暑が厳しい可能性は高いわけです。あの水筒だけでは水分も足りないでしょう。真剣に子どもたちを暑さから守るためにできることをしないとまずいです。男女関係なく日傘を差させるとか、暑さのピークになる時間の下校を避けるとか、「おどうぐばこ」の持ち帰りは見送るとか、文字通り焼け石に水かもしれないレベルかも知れないけどやれることはあるはず。

車から降りると名古屋よりも暑い

うんざりした表情の小学生たちを気の毒に思いながら、自宅に帰ってきたわけですが車から降りるのが怖い。でも降りないとそれはそれで死ぬので、降りるわけですが、40度ともなると風が暑い、ではなく、皮膚にチクチクと痛みを与えるんです。風が吹くと痛い。息を吸ってもしんどい。サウナに入ったときのような強烈な暑さです。名古屋でも相当暑いと思いましたが、やっぱり一味違います。

よく、

「多治見の百葉箱はバイパスの横にあるから実際より高い数字が出る」

などといいますが、私達は移動するときは基本的にアスファルトの上ですから、実際はもっと高い気温の中にいるはずなんです。こんな日に道路工事やってるんですから、ちょっといろいろまずいと思います。現場のおじさん、トラックの陰で大の字になってましたよ。。。

暑すぎてセミも鳴かない

夏、うだるような暑さに蝉しぐれ、というイメージは誰しも持っているものだと思いますが、今日の多治見、ずいぶん静かだと思ったら、あんまりセミが鳴いていないんですよ。まばら。あ、蝉がどっかにいるかな?くらいです。普通、この時期はアブラゼミの大合唱じゃないですか。あれが暑さを増幅させてしんどい、みたいによく語られますが、本当に気持ち悪いくらいセミが静か。これは新しい発見でしたが、あんまり嬉しくない。

ところで、多治見市の公立小中学校のエアコン設置率を見てみましょう

猛暑40度記録 岐阜県多治見市 学校のエアコン設置は0% 日本一暑い教室で授業

https://togetter.com/li/1248024

私が中学生の頃も、相当暑くて、午後の授業が授業にならないこともままありましたねえ。先生もとてもじゃないけど無理だと机に突っ伏すような状況でした。流石にあれから20年位経っているから設置率も上がっただろうと思ったら、まさかのゼロらしいです。基本的に、財政的な問題だと思われます。

http://www.city.tajimi.lg.jp/kosodate/sho-naka/shisetsu/koizumi/documents/koizumi-no7.pdf

第7回多治見市立小泉小学校建設検討委員会 議事録
日時:平成29年9月26日(火) 19:00~
場所:小泉小学校図書室

この資料を読んでも、現場からもエアコンの設置を望む声は強いのです。教員が精神論を振りかざしてエアコンを阻止する、という説もありますが、教員本人も命の危険を感じるレベルの暑さですから、普通に考えてそれは考えにくいです。多治見市内の中学校に営業周りをした経験もありますが、個人の印象ではありますが比較的合理的な判断ができる先生方が多い印象を持っていますのでそんなことはないと信じたい。行政とか教育委員会が反対する、というのは考えられますが、本当のところは知りません。

議事録にはエアコンよりICT環境の推進を優先すべしという考えがあることが記録されていますが、そもそも教育というのは健康なカラダと安全な環境があってのものじゃないですか。IT屋としてもICTの推進はぜひ取り組んでほしいと思っていますが、それよりもまず文字通り生存性、安全性の確保が先です。どう考えたってそうでしょう。

日本一暑い街多治見!!

と大々的にキャンペーンやってて、小中学校でのエアコン設置のような抜本的な熱中症対策はやっていません!では、無能すぎると思われても仕方ない。

予算の都合もあると思いますが、もし自分に子供がいたら、日本一暑い街で40度近くなる教室に一日中通わせるのはやりたくないです。どうにか予算をつけてあげてほしいです。

テーマとしては全然関係ないけど行政の抱える課題の優先順位を完全に見誤ってるから言及するね

東美濃ナンバーよりよっぽど優先すべきテーマだと思いますけどどうでしょうかね。教育にもっと予算を割くことはできないんでしょうかね、多治見市長殿。Youtubeに動画を投稿して東美濃ナンバー推進しますとかやることができるんだから、子どもたちの安全環境対策のフィードバックを動画サイトのコメント欄からでも受ければいいのに。

(ちなみにその市長の動画のユーザー評価とコメント欄がめっちゃ面白い。それと今日の時点で再生回数322回で低評価64ってのがすごいね!)

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