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年上の友人とハンバーグを食べながらアナリティクス実装させた話

先日、3月ということで講師の仕事もほとんどなく、予定していたウェブサイト作成の話も一方的なキャンセルにより暇を持て余し困っていたところに、立て続けに4人の知り合いから近況報告がてら食事に、と誘われたりして飯を食うためにあっちこっちに走って急に忙しくなりました。「あ、年度末進行終わって暇出来たし大林でも誘おう」と思ってもらえることに感謝しております。

すべてただの友達ではなく、友達兼仕事の話もする関係、そして仕事でつながっている関係だけどめちゃくちゃかわいがってくださるクライアント様の二種類ですが、今回は前者である友人であり仕事の相談もする人生の先輩と久々に食事したときのことを書きます。つってもグルメレポじゃないよ。

本業と何の関係もないのに自作でPHP駆使してサイトを構築できる変態、我が道を行く

ハンバーグを食べながら近況報告が済んだところでお互いPCを開き、テザリングでウェブサイトを確認。あいかわらず、緻密に作りこまれている手作りサイトは「只者じゃねえ…」という迫力がありますが、今回グーグルが対応を強く勧めている「モバイルファースト」に対応するための作業中とのことでした。そこまでわかってるのってすげーよなって普通に驚嘆しますが、とにかくスマホからのアクセス、読みやすさを意識してデザインしているとのこと。とてもよいことです。いわゆるSEO対策などもいろいろ「普通の経営者ってそこまで知らないよねたいてい」というところまで作りこんであり、目の前に座っているこの人は普通の人の倍の頭脳を持っているんだと思うと同じタンパク質として情けなくなるやらという感じでした。

description要素ってそこまで大事じゃなくなってきたよ!ええ!?マジ!?

よくSEO対策を学んでいくと、HTMLのメタタグにおけるdescriptionとかkeyword要素などの設定にコツがいるとか何とかいう話になり、キーワードの入れ方がどうのこうのとか順番がどうのこうのとか、私もそれなりに程よいノウハウを身に着けたものです。そういう歴史が10年くらいあったので、今でもそうしたノウハウをまとめたブログなどもよくヒットしますが、実は検索順位とkeywordの一致をみるうえでメタタグの内容はそれほど重視されていないのではないかという話が今のトレンドです。というのも、通常ではWordpressではそうしたタグは生成されず、このブログもそうだし、開始数か月マイペースに更新している釣りブログだってメタタグは存在しません。それでもキーワードによってはかなりいい順位での表示がなされているんです。

むしろ、そうしたテクニックよりもコンテンツの中身の充実度、キーワードとの一致度、可読性、インターフェースデザインのモバイルフレンドリーなどを解析して順位を決めるという非常に高度な仕組みになっているので、しっかりオリジナルコンテンツを積み上げていくことが最も重要といえるのです。

そういう話をしつつ、まあでもせっかくメタタグ作りこんであったのでもうちょっとこういうチューニングにしたほうがいいよ、などとアドバイスしました。それほど手間でもないし無駄ではないと思います、たぶん。

アナリティクスを実装してみようの巻

グーグルアナリティクスによって得られるデータのすごさ、を説明したら一発で理解しました。やっぱり同じタンパク質生命体としてその処理能力の差に劣等感を感じつつ、早速サイトの設定を済ませ、データ収集を開始してもらいました。ここまでちょっとアドバイスしながら自力でできるんだから、きっとほっといてもデータが上がるたびに色々試したくなっていろいろ試行錯誤するのではないかと思いますが、こんな人はめったにいません。

このように、アナリティクスを設定するというところまでは、基本的なウェブ構築の技能があれば割と簡単にできます。時間もあまりかかりません。

正しく設定できているか自分で判断できますか?

問題は、得られたデータの分析、目標の設定、クロス集計という考え方です。ブログで全部書くと長くなりますので省きますが、その部分については「読み取り仮説を立てる力」が必要です。しかしそれ以前に「どっかのウェブコンサルが作っていってくれたはずのアナリティクス」の目標設定がとんちんかんになっている設定になっていたり、せっかく広告を出稿していても広告とのデータリンクができておらず広告による効果の集計ができないなどの初歩的なミスがいたるところで起こっていると聞きます。

アクセス数だけを見ていても、本来のアナリティクスで得られる情報や経営のヒントは得られません。はっきり言ってアクセス数だけが高くても極端に言えば燃費の悪い車をローギアで走らせているような状況です。せっかく得られるデータから抽出されるヒントの山を知るには、もっと丁寧な分析、そしてそれ以前に正しい設定が必要です。

「まあコンサルなんてもんは胡散臭いと思うもんなあ」

最後にもらった一言が痛烈w

一応カテゴリーはコンサルタントなんですが、伴走型のコーチという認識で居てもらいたいですな。ウェブサイト運営のコストを見直して、悪徳IT業者から会社を守るお手伝いをしています。実際、毎月5万円近くの運営費を取られているのに内容は10年前のデザインのまま、というサイトオーナーにアドバイスし、そのサイトのアクセス状況にちょうどいいサーバへの乗り換え、Wordpressへの乗り換え、自力で更新できるトレーニングを行い、月数千円のランニングコストまで下げることに成功した例もあります。ご相談はいつでもメールフォームから承ります。

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